プレス加工について

アクセアリーマルタカでは身に着けるアクセサリー以外にもバッグチャームやキーホルダー類等も多く製作しております。
製作の技法は以前のコラムに書いたキャストという技法以外にも金属を成形する技法は何種類かあります。
今回はその中の金属成形の技法「プレス加工」について詳しくご説明させていただきます。

プレス加工とは

プレス加工とは、表裏が対となった工具の間に真鍮の板等をはさみ、工具によって強い力を加えることで板材を工具の形に成形(塑性加工)することです。
一般には表裏が対となった工具のことを金型、加圧する機械のことをプレス機械と呼びます。一般的にプレス加工は他の機械加工と比較して生産性が高いことから
アクセサリーやバッグチャーム、キーホルダーなどアクセサリーマルタカでもご発注を多く頂いております。

プレス機械について

プレス機械はフレクションプレス、フレキションプレス、スクリュープレスなどいくつかの呼び方があります。
機械の構造自体はとてもシンプルですが、アクセサリーで製作するような製品を加工するにはこのフリクションプレスに勝る技術はありません。
現状ブランド品などについている高級金属パーツはほとんどこの技術を使って製作しております。
熟練の技術が必要とされ長年経験を積んだ職人さんでなければフリクションプレスは使いこなせません。

プレス加工の作業工程

【 金型土台製作 】
図面を元に金型の土台を作成します。より良いアクセサリー製品を製作するため金型の土台も専門の職人さんに依頼します。
出来上がった金型の土台を工場でさらに加工することもあります。

【抜き型製作】
出来上がった金型の土台をフリクションプレスで1度型打ち(プレス)し、アクセサリー製品の外形に合わせて抜き型を作成します。
穴を開けたり、中抜きする場合も型を作ります。

【材料の切断】
シャーリング(切断機)を使い材料を適当な大きさに切断します。材料はあらかじめ規格の決められた材料の大きさなので一番ロスの少ないよう切断します。

【フリクションプレスによる型打ち】
金型の土台をフリクションプレスにセットします。切断した材料を土台の上にセットしプレスすると金型の土台の模様どおり材料に浮き上がります。

【外型抜き】
フリクションプレスで打ち上げたものを今度は抜き型で外枠だけを打ち抜きます。

【その他加工】
中抜きや穴を開けたり、絞り加工や特殊な加工がある場合は外形抜きの後の作業として行います。刻印打ちもその一つです。
ロー付やハンダ付けなどもこの段階で行います。

【検品・メッキ加工】
出来上がった製品に傷などがないか確かめます。もちろん最後の段階だけでなく、一つ一つの作業の間にも行います。検品に合格したものをメッキ加工に進めます。

プレス加工例

今回、プレス加工についての紹介はいかがでしたでしょうか?
アクセサリーやバッグチャーム、キーホルダーなどの製作でご検討の際はいつでも気軽にご相談ください。お問い合わせお待ちしております。

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